ホームラン堂は、かっこいい(当社比)グラフィック、イラストレーション、ウェブサイトを制作しているデザインスタジオです。これまでホームタウン大阪を拠点として、数多くのグラフィックを制作してきました。現在、ホームラン堂は店主の高橋秀夫を中心に、若手社員(現在、韓国支店駐在中)約1名と、地上最強の外部スタッフとして超コピーライター、超プログラマー、超プランナー、超エディター、ほかに非常勤の超丁稚、超使い走りなどなど、仕事の内容によってそのつど編成され、総力を結集して制作に取り組んでおり、皆さまからご好評を得ています。

仕事のお問合せ・ご依頼は、電話かメールかFAX、もしくは手旗信号、のろし、伝書鳩などなど、何でも可。とにかくおいしいお仕事お待ちしております…ちゅうか、さっさと来やがれ! な~んて言うたりなんかして。

この「ホームラン堂」という名称は、わたしが少年時代に住んでいた町にあったお菓子屋さんの名前からきています。あまり大きな声では言えませんが、実はうちの家族は皆ここの「ホームラン堂」のお菓子が大の苦手で、お客さんがうちに来られるたびに、おみやげにいただくここの最中や饅頭に、正直なところ辟易していました。それで、家族の中では次第に、最悪の状況のことを「ホームラン堂」とか、何か不味いことになったときなどに、「あかん、ホームラン堂やわ」というように、暗号がわりに「ホームラン堂」を連発するようになりました。それで、事務所の名称を考える際に、最悪な状況からスタートするなら、どんな苦境に立たされたとしても乗り越えることができるのではないかという気持ちを込めて「ホームラン堂」という名前を採用しました。あまり洒落ているとは思いませんが、とにかくアジには自信があります。是非うちの「ホームラン堂」のデザインを一度ご賞味ください。
どうぞ、このホームページをご覧になって、巧いか拙いか、皆さまの目と舌で判断していただき、ここは一丁「ものは試し」とご注文いただければ、これまた幸いです。(店主敬白) 


店主近影
店主近影


Startrek


アイスクリームのぜー六

ジャングルジムで気合いを入れる若手社員

ワンちゃんに気合いを入れる若手社員
これまでホームタウン大阪を拠点にグラフィックデザインやイラストレーションの制作をしてきました。
烏口やロットリング、写植、トレスコープなどによるアナログ時代を経て、1989年にCanonのEZPSという、いわばワープロとパソコンの中間のようなDTPマシンを購入した(高級車がかるく買える!)のをきっかけに、すべてのデザイン作業をデジタルでおこなうことにしました。
引き出しにあった製図道具やインク、ケント紙などをゴミ箱に捨てて、どんなことがあってもこのパソコンで仕事をしていこうと、真夜中の仕事部屋で缶コーヒー片手に決意表明したものです。
このEZPSというマシンには、IllustratorとPageMakerとExcelとWordのようなソフトがバンドルされていて、買って即使えるというのが魅力でした。ただ、価格が高価なのと本体もプリンタも作動音が大きいのが唯一の難点でした。しかし、このマシンのおかげで、それまで写植に頼っていた時間的な拘束から解消され、締め切り間近でも変更や修正が簡単にできるということは、大きな変化でした。それまでの版下制作の写植の外注というもどかしさから解放され、ある意味で自由を得るという、文字通りDTP(デスクトップ・パブリッシング)の夜明けの瞬間であったと言えます。
しかし、この革命的マシンは現在のそれと比べるともちろん非力で遅く、パソコンのファンの音とプリンタの作動音が共鳴して、とても夜中には使えるような代物ではありませんでした。大きなサイズの原稿を作る場合、A4サイズに拡大して出力したものを台紙に張り合わせて、つなぎ目をサインペンなどで修正したものを版下にして入稿していました。ポストスクリプトとはいえ、よく見ると素人の目にも文字にジャギーが目立ちましたし、写植に比べると当然月とスッポンほどの差がありました。今から思うと、クライアントが一言も文句を言わなかったのが不思議なくらいで、入稿するときには、いつかそのことを指摘されるのではないかと、悪い汗が何リットルも出たものです。

フォントの種類も標準で入っている細明朝と中ゴシックの2書体しかなく、挙げ句の果ては1書体25万円もかけてオプションで丸ゴシック体を購入するはめに…。印画紙に出力しようにも、出力センターは東大阪のはずれに1軒しかない状態。
それからしばらくして、Macintoshに巡り会い、以降MacでDTPに全精力を費やしてきました。おまけに、Niftyのパソコン通信でデザインのデータを送るという荒技も駆使し、モノクロの新聞広告を45分もかけて送信したものの、そのデータは先方にうまく届かず、フロッピーと地下鉄とによって納品されるという超アナログな始末。そんなこんなで、これまで出会ったマシンは数知れず、文字通り、「家1軒買えた」。
最近のパソコン事情を見るにつけ、性能の良いマシンがこんなに安くなるとは夢にも思わなかったので、こんなことやったら、何も無理してDTPなんかやることなかったなぁと、正直ブルーな気分になる。くたばれ!パソコン。さっさと仕事しやがれ!

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